「・・・そうじゃないと困る」




今度は麗から、うちをそっと離す。




少し顔をあげると、そこには優しい顔の、いや、メッチャ真っ赤な顔の麗がいてた。



・・・うちもこんな感じなんかな、なんて思いながら。




「笑美・・・」



「・・・麗」




ジッと見つめ合う。



麗の目がメッチャきれいで、その目に吸い込まれていくようで・・・。




「・・・キスでもする?」



「えっ・・・」




またいじわるっぽく笑う。


キ、キスって・・・あの?




「え、あ、の、えっと・・・」