その空を見てたら、さっきの不安が徐々に薄らいでいた。




きっともう、れーくんの中では結果がでてる。




あとはそれを、受け入れる心の準備だけ。






そう思って、すぅっと深く息を吸った。




「・・・笑美」


「えっ!?」




吸っていた空気を一気に吐き出した。



れーくんの方を見ると、顔が真っ赤なれーくんがそこにいてた。




でも、それは夕日のせいか、それとも、恥ずかしいからか。





見分けはつかへんかった。



でも、そんなことよりも、今、れーくんがうちの名前を呼んだことに驚いてる。



「・・・お前から見て、俺はどんな人間?」