「あ・・・」




ドアから少し離れた所に、すでにれーくんの姿があった。



れーくんもうちに気付いたらしい。


「おう・・・」




朝のままの空気がそこにあって、最初からメッチャ居づらいこの空間。



早く逃げたい。




でも、逃げられへん・・・。





「・・・きれいだよな。」



「え?」




れーくんが見つめてる先には、オレンジ色の空があった。



太陽と雲と空が全部オレンジ色。




「うわぁ、きれい・・・」




うちもそれには見入った。