欄も「笑美の想いは絶対届いてるって」と励ましてくれたし、中島先生も「頑張れ」て言うてくれた。
それでも、うちの心臓は張り裂けそうで・・・。
何とか一日乗り切って、放課後を迎えてもうた。
「笑美、待ってるから!」
「欄・・・ありがとう。」
欄は教室でうちの帰りを待っててくれるらしく、どうやら途中から中島先生も来てくれるみたい。
うちは一人、トボトボと屋上へ続く階段を上る。
一歩一歩が重い。
なんやねん、鉛でもついてるん!?
と一人心の中でつっこみながら。
キィッ―――
朝と同じで、そのドアを開けると、メッチャ眩しかった。