「・・・っれーくん!?」



「・・・おう。」





そこにいてたんは、冬真やなくて、れーくんやった。



「なんで!?冬真は?」



「あいつにここに行けって言われて来たんだけど・・・。」




あんなにダッシュで出て行った冬真は、れーくんを呼びに行ってた。



つまり・・・話せってこと!?




いきなりすぎる事態に、どないしたらええのかわからへん。




もっと、順序てもんがある!



この状況、逃げられへんやん・・・。





「あのさ・・・」



「へ!?」




静かに風だけが流れる。