パパが優しい笑顔でうちの頭をポンッと撫でる。




うちはパパのこの優しいところに弱い・・・。




けど、今回は、あかん!





「うちの大事なメガネぇ・・・。学校どないしたらえぇの・・・。パパが悪い。」






「笑美!完璧遅刻決定よ!!」




リビングの入り口で頭に角を生やしかけているママを見て、これはヤバいと殺気を感じた。




「でも、ママ。メガネがー!」



「コンタクトして行きなさい!まだ残ってるでしょ。」





「・・・わかった。」




しぶしぶ、もう一回自分の部屋に行って、コンタクトを探す。