「へっ!?」
悩みすぎてたせいか、気づけばれーくん宅。
冬真が呼ぶと、中かられーくんが顔を覗かせた。
もちろん、れーくんも驚いてて、うちも驚いてて、今ここでまともなんは冬真だけ。
「なんでお前ら・・・つか、来るならメールか電話くらいしろよ。」
「突撃となりの何とか!っていうじゃんっ。」
「なにがとなりの何とか、だよ。ふざけるな。で、お前もこんなやつと一緒に来るなよ。」
来るな―――。
なぜかその言葉がうちの中で繰り返されて、チクリと痛みを伴わせた。
やっぱり、急に来たら怒られるわな。
普通やったら言うてから来るもんやし、もしかしたられーくんもこれから用事があったんかもしれへんしね。
・・・そうやわな。
「・・・ごめん。」