「え、あ、なんでも!さぁ、うちらも食べよう!」
「・・・・・・」
うち、何言うてるんやろ。
ママの作ってくれた卵焼きが、いつも以上に甘く感じた。
5限目6限目は、さっきの事で頭がいっぱいやった。
普段は冬真と喋ってるところしか、見たことがなかったからかもしれへん。
女子とも普通に話せてた・・・。
て、そりゃそうやわな。
いくら性格の事とかの噂が悪くても、ルックスはかっこええもんな・・・。
さっきの女子たちも可愛い子、いてたし。
やっぱり、かっこええ人には可愛い人がつきもの。
・・・羨ましいな。
何でこんな想いになるんか、このときのうちは正直、戸惑ってた。
いわゆる、妬きもちらしかったから・・・。