「せやろ!?で、今日写真が貰えんねん!」


「本当にすごいのは、笑美だよ・・・?」



「え?」




欄の言葉の意味をちゃんと理解してないうちは、ガラガラッという先生が入ってきた音で、欄から黒板に向き直った。



それでも、うちの興奮は納まることなく、授業中もずっとソワソワしてた。




そして、やっと迎えたお昼休み。



「欄、写真貰いに行こう!」



「はいはい。」




欄を連れて隣へ向かった。




キョロキョロと見渡すと、教室のずっと奥にれーくんと冬真がいてた。



その他にも数人の人たちと一緒にお弁当を食べてた。


中には女子もいてた。



これはさすがに、呼びづらい。



「どないしよ。後にしよか・・・」