朝から張り切って出てきたのに、なんと当の本人はまだ来てへんかった。




仕方なく自分の教室に戻って、席に着いた。



「笑美?朝から元気だね。」



「あ、欄。おはよう!」



「おはよう。で、何があったの?」



待ってましたと言わんばかりの、その言葉。




「あんな、土曜日に!」



ショートホームルームまでの時間は限られてる。



それまでに、何とか土曜日のことを、できる範囲で簡略化して話していった。




言いたいことは山ほどあったけど、それはまたお昼てことで、一通りのことを話した。



「す、すごいね、笑美。」