「今度、恍さんがくれるって!それまでの楽しみや!」



「恍さん?」


「昨日写真教えてくれた人。友達のれーくんのパパさんやねん。」




「そうか。ほな、楽しみにしとこかな。」



コーヒーを片手に優しく笑うパパ。




朝から和む・・・なんて、パパを見て思う娘は傍から見ればおかしいやろな。



でも、やっぱりパパは世界一のパパや。




うちは自分が食べる朝ご飯の食パンを、トースターへセットした。



「ママ、まだ怒ってたし・・・」



「あぁ、せやろな。パパ以上に心配してたんやし。」