多分て、一番怪しいけど。



「昼晴れてても夜降ってもうたらあかんよね。」




「今そんなこと考えるより、写真撮るか撮らないか。どうする。」



「・・・・・・」



結局うちは、この人に勝てず。





「じゃぁ、明後日な。」



「明日も学校あんねんけどな。」




「まぁな。じゃ。」




うちまで送ってもらって、背中を向けて帰っていくれーくんを見る。



真っ暗な中一人帰っていくその背中は、何故か嬉しそうに見えた。




気のせいかもしれへんけど。




そして、時は流れて、その日が来てもうた。