れーくんに嫌味言われることもない。
れーくんに怒られることもない。
・・・辛い想いせんでもええ。
れーくんと冬真のコントも見られへんくなるなぁ。
「って、別に見られへんくてもええことやし。」
二人に出逢う前の生活に戻るだけ。
そうや、そう思えばええねや!
でも、中々そうもいかへんかった。
授業中、何かあるたびに思い出した。
多分、この問題やってるときには冬真がれーくんに質問すんねやろな、とか。
で、またれーくんに怒られながら教えてもらって。
その光景を見てうちが笑って、れーくんに怒られて。
「ふふっ」