その後、うちらは真面目にれーくんの指導のもと、数学をこなしていった。
そして、いよいよ時間がくる。
6時まで残り10分。
早くあの長針が進むことを望むうち。
時計をチラチラ見ながら、今与えられてる問題を少しずつ解く・・・。
全く解けへんけど。
この問題、一番難しいねんもん。
半ばあきらめて、時計ばかり見てたら、ついにお声がかかった。
「その問題解いたら今日は終わり。」
「え!?ちょ、それって、解けへんかったら帰られへんってこと!?」
「そういうこと。」
そ、そういうことて・・・。
涼しい顔してそういう鬼のようなことを言うれーくん。