「・・・れ、れーくん?」




「・・・・・・」




冬真が恐る恐る聞くけど、れーくんの反応は無し。



「今、吹きましたかね?」




「・・・・・・」


「れーく」

「冬真、この問題解け。」



「あ、はい。」




れーくんの殺気を感じてか、冬真はすぐさま座り直して、言われた問題を解き始めた。




「・・・笑美も、そこ座れ。昨日のおさらいサラッとやって冬真と同じやつ解く。」





まるで数学の先生かのように、ちゃくちゃくと話しを進めるれーくん。



うちは言われた通り、冬真の隣に座って、ノートと教科書を開く。