意外な答えが返って来て、内心驚き。
がっつり6時まで話してるんやと思ってた。
数学はやっぱり強かったか・・・。
「ほな、うちは図書館にいてるから。話とか終わったら来てや。少々遅れても怒ったりせぇへんし。」
「ありがとう。じゃぁ、また後で!」
跳ねる足取りで、数学の補習室に向かう欄。
中島先生にこのまま会いに行く雰囲気やけど、数学待ってるよ、その先。
欄の背中に向かって、心の中でつっこみながら、うちも図書館へ急いだ。
図書館の中は、昨日と変わらず相変わらず静かな空間。
昨日と同じ席の方を見ると、そこにはすでに二人の姿があった。
「あ!」
うちに気がついた冬真が、立ち上がって手を振る。
恥ずかしいねんけど・・・。