でも、その目はどこか少し睨んでるようにも見えた。





「冬真、なんか怒ってる?」



「え?全然?」





ケロッとした笑顔で「俺も行かなきゃ!じゃぁね!」と冬真も行ってもうた。




「・・・ぷっ、朝からちょっとおもろかったな。」




やっぱりあの二人は仲がええ。




朝から幸せな気分で、うちも自分の教室へ向かった。






―――ガラガラッ



「あ、笑美!おはようっ。」




「うわっ、欄、早かったんや。おはよう。」





どうやら欄は、うちよりはやく学校に来てたらしい。




教室に入るや否や、すぐに抱きついてきた。