それから数日後,ミツオとサヤカの再会の場をセッティングした。


その日を境に二人は付き合うこととなった。



ある日,車を運転中にオレの携帯が鳴った。車を路肩に停めると,

「もしもし?」

「あっ,蒼井君!私,サヤカ。」

「サヤカちゃん!どうミツオとは上手くいってる??」

「うん!上手くいってるよ!ありがとっ!」

「よかったね!」

オレはそう言って会話をしているうちに,あるお願いをサヤカにきりだした。

「で,実はサヤカちゃんに頼みたいことがあるんだけど…」

「えっ?何,何?!何でも言って!蒼井君の頼みなら聞くよ!」

「あのね…実は…

前に研修会で,サヤカちゃんの部屋で一緒にいて,部屋の奥でレポートを書いていて,オレに見られて怒っていた子がいたやん…。」

「ん〜 えっ〜と…

分かった!トモミでしょ?!」

「多分,その子!今度,その子と会う機会を作って欲しいんだ!」

「へぇ〜。トモミねぇ〜。
うん!いいよ!」

「やった!じゃあよろしく!!」

そうして,オレはサヤカと恋愛同盟的な関係になった。