「何?どうした?」

オレは再びバイクから降りて,トモミのそばに近寄った。


「あのね…。蒼井君に話したいことがあって…。」

トモミの突然の切り出しにオレはドキドキした…。


「話って…?」




「実は私………。」

トモミはそう言うと言葉に詰まりながらうつむき,そして……。








「実は私!


ミツオ君と付き合っているの!!」


「えっ…………。」


突然のトモミの告白にオレはただ呆然としていた…。



夜空の天の川は雲に隠れて見えなくなっていた…。