「シロ,今日も暇??
トモミちゃん達と遊ぶんだけど,遊べる??」

トモミと遊ぶ際には,こうやって男友達を誘ってから遊ぶことがお決まりとなっていた。
トモミはオレと会う時には決まって[オマケ]を同伴していた。出来ることなら1対1で遊びたいのだが……。

シロはオレと同じクラスの友達で,とても爽やかで親しみやすい性格だった。そして彼のもう一つの特徴は…[イケメン]という点だ。

正直,シロより見劣りするオレは,内心

…トモミちゃんがシロに惹かれなければいいが…

と,少々不安を感じていたのは事実で…。


「ごめん,待ったぁ?」

いつもの待ち合わせ場所で,トモミがいつもの調子で声をかけてきた。

トモミの横にはいつもの[オマケ]が…。

「じゃあ,ボウリング場でも行こうか!」

「うん!」

そうして四人は合流すると,オレの車に乗って,行きつけのボウリング場へ向かった。