「まぁ,いいんだけどね。」

トモミはそう言って笑顔をくれた。

…よかったぁ。…

オレは内心ホッとした。トモミの中でこのまま最悪な男のままで終わったら,もうオレは今日のこの日でゲームセットを告げられることになるからだ。

「ホントに反省してるよ!だからこれからは仲良くしていかない?」

「うん,いいよ。」

トモミはそう答えてくれた。

その言葉に少し救われた気持ちになった。

「じゃあ,二人とも携帯の番号でも教えあったら?」

と,サヤカがオレの気持ちを汲んで,絶妙なサポートをしてくれた。

「そうだね。」

…ラッキー!!…

オレは心の中で大きくガッツポーズをした!


そして,この日からトモミと友達として歩むことが出来ることとなった。