「何で郁兄の親友はこんな奴なのかねー……」


「ぁあ゛?シバクぞテメ」

「ぁあー尚!!亜華李の
事虐めたら許さんぞ!」


そんないつもの休み時間。いつものお喋り。


いつまでも続くと思っていた。


残酷な昼休みまでもう少しー…。


この日が郁兄の“命日”ににるなんて私は思ってもいなかった。


郁兄と尚と遊んでるこの時間が学校の中で1番好きな時間だった。


楽しい一時を過ごしている私は地獄の放課後にまだ…気付いていなかった……。