「……新さん?」




冷静になりましょ?



ていうか、せめて私の意見聞くまで待ちましょうよ!


「今日は黒なんだ。珍しいな」



すでに上脱がされました


「おいおい見えてるんだから、わざわざ隠すな」




な、なんて奴




「だーかーら、私許可して………ンッ」


喋ってたのに



新さんの口に塞がれて



言葉が出なくなった





「………嫌か?」



「嫌じゃないですけど」


「じゃあ何?」





え、


え、





「………わからない」


「は?」




「………新さんの都合いい女みたいで嫌」


「バカじゃないの」



「バカじゃないですよ」

「また困った顔するし、煽ってるのかよ」




まさか 



「…………お前が都合いい女だったらな」



……




「こんな会話しながら脱がせたりしない、もっと早く抱いてるっての」




「さすが新さん、慣れてますね」



「ったくお前は………声に出すなよそういうのは」





「新さん」


「んだよ」




わからないんだ


でも

心からあなたを拒否なんかしてないから




むしろ求めているから




「………どうぞ」





隠していた身体を曝け出す




「特別な証………ください」







私ってやっぱりバカかも





すぐに気持ちかわっちゃうんだもの