「新さんおさきで……す…あれ?」



扉をあけたら真っ暗で寝室にだけあかりがともっていた





「新さん」


お疲れみたいですね

薄暗い光におとして



私は新さんが横になっているベッドに腰掛ける





「……私あっちで寝ようかな」



気持ちよさそうだし


邪魔したくない







立ち上がろうとした時

「……わっ」



腕を捕まれて再びベッドへ





「行くなよ」


「起きていたんですか!?」

「……うーん」




返事からすると

ただうとうとしていただけのようだ






「………私こっちで寝ていいんですか?」


「おいで」










言われるままに

新さんにくっつく



「………ひよ」

「やだ、くすぐったいです」


「抱きごこちいいな」


「!!!」




ほ、誉められている!




「腕ぷにぷにしてる」


「………」




ようは太っていると


いいたいのですか!??








「………落ち着く」







落ち着くなら


…………いいです





怒るのやめます