玲奈ちゃんの後ろからひょっこりと現れたひよ。




玲「ごゆっくり」

「いや、私すぐ帰りますんで」


玲奈ちゃんの言葉を鵜呑みにするひよ



「おい、お前何しにきたんだよ」


「これ、忘れものです。大事な資料だと思って」


ア「……」




「わざわざ届けに?」

「はい、必要だと思ったので」


「それ、大事な資料じゃねーよ」



確かにひよの部屋に忘れたものだが


会議に使うようなものではない






「……………………え」





固まるひよ



手にしっかり茶封筒にぎりしめている




はやとちりしたな




「それにな、届けるなら朝イチでこいよ」


「…、そうですよね;;」



「バカ」

「なら私は失礼しますっ」


ひよはあわてて社長室をとびだしていった



「はぁ」




顔真っ赤だったなあいつ





ア「可愛い子だね」



アゲハの笑みは


俺をぞくぞくさせる