「…私…統威がそんな最低な人だと思わなかった。」

「…ごめん…」

「今日記念日だった…」
統威は

私を離して

目の前にきた。

「まぁ統威に…とったら どうでも良い…ことだもんね…」

「…そんなことないよ。」

どうして

私を裏切っておいて

そんなことが言えるのか
私はついに頭にきた。

「ふざけないでよっ!

いい加減にして!

裏切ったくせに

よくそんなこと

言えるね!

私…統威と居ると

とっても楽しくて

私にとって統威は

かけがえのない人…。
でも…もう終わりだね
今じゃ…統威は

最低な人…」


統威は

とても傷付いた顔を

していた。


傷付いたのは

私の方なのに。

「…本当ごめん。

でも…俺の…

恵梨香にとったら

言い訳にしか

聞こえないかも

しれないけど

聞いてほしい。」