「美緒…?」
「ノリぃ、誰??この女ぁ」
ノリの隣に誰かいたなんて気付かなかった。
あたしにはノリしか見えてなかった。
「あぁ、こいつ前の懸賞当選者」
そっか…
あたしはただの当選者だった、ノリにとっては…
「前付き合ってた」なんて言ってくれる訳ないよね…
「でぇ??元当選者が何の用なの??今はあたしが当選者でノリの彼女なんだけどぉ」
隣の女があたしにつっかかる。
「ノリに話、あって…」
「だぁかぁらぁ、今はあたしの彼氏なんだからあんたの為にノリが時間取るわけないじゃん!!ねぇ、ノリ」
ノリは何も言わずに隣の女の子の手を取って歩き出した。
「待ってノリ!!」
またノリがあたしから遠ざかってく…
待って待って…!!
伝えなきゃ伝えなきゃ…!!
「ノリは寂しかったんだよね??いつも自分のことは聞いてもらえなくて人に尽くすばっかりで…だからこの懸賞彼氏を始めていつか分かってくれる人が現れるの待ってたんだよね??」
「勝手なこと言ってんじゃねぇよ!!お前に何が分かるっていうんだよ!!」
ノリはあたしに背を向けたままあたしに怒鳴りつけた。
「分かるよ!!あたしもそうだったから…あたしもいつも尽くすばっかりで相手はあたしを分かってくれようとしなかった…寂しかった…すごく寂しかったからノリの気持ち分かるよ…」
あたしが話し始めてノリが初めて振り向いた。
「ノリ、あたしノリのことちゃんと分かりたい、ノリの辛いこと、悲しいこと、全部受け止めていきたい。あたし、ノリのこと好きだから!!」
「美緒…」
「あたし、またノリに応募していいかな??」
「お前、まだそんなこと言ってるのかよ!!」
「違うよ。今度はノリに本当の彼女として応募させて。」
ノリの目から何かがこぼれた。
バッッ…!!
「ノリのところにだけ雨が降ってきたみたいだから傘差してみた…!!」
「ありがとう美緒…美緒は俺の彼女として当選だよ…!!」
「ノリぃ、誰??この女ぁ」
ノリの隣に誰かいたなんて気付かなかった。
あたしにはノリしか見えてなかった。
「あぁ、こいつ前の懸賞当選者」
そっか…
あたしはただの当選者だった、ノリにとっては…
「前付き合ってた」なんて言ってくれる訳ないよね…
「でぇ??元当選者が何の用なの??今はあたしが当選者でノリの彼女なんだけどぉ」
隣の女があたしにつっかかる。
「ノリに話、あって…」
「だぁかぁらぁ、今はあたしの彼氏なんだからあんたの為にノリが時間取るわけないじゃん!!ねぇ、ノリ」
ノリは何も言わずに隣の女の子の手を取って歩き出した。
「待ってノリ!!」
またノリがあたしから遠ざかってく…
待って待って…!!
伝えなきゃ伝えなきゃ…!!
「ノリは寂しかったんだよね??いつも自分のことは聞いてもらえなくて人に尽くすばっかりで…だからこの懸賞彼氏を始めていつか分かってくれる人が現れるの待ってたんだよね??」
「勝手なこと言ってんじゃねぇよ!!お前に何が分かるっていうんだよ!!」
ノリはあたしに背を向けたままあたしに怒鳴りつけた。
「分かるよ!!あたしもそうだったから…あたしもいつも尽くすばっかりで相手はあたしを分かってくれようとしなかった…寂しかった…すごく寂しかったからノリの気持ち分かるよ…」
あたしが話し始めてノリが初めて振り向いた。
「ノリ、あたしノリのことちゃんと分かりたい、ノリの辛いこと、悲しいこと、全部受け止めていきたい。あたし、ノリのこと好きだから!!」
「美緒…」
「あたし、またノリに応募していいかな??」
「お前、まだそんなこと言ってるのかよ!!」
「違うよ。今度はノリに本当の彼女として応募させて。」
ノリの目から何かがこぼれた。
バッッ…!!
「ノリのところにだけ雨が降ってきたみたいだから傘差してみた…!!」
「ありがとう美緒…美緒は俺の彼女として当選だよ…!!」