恋愛詩夢集(レンアイポエムシュウ)






君の席の斜め後ろ


そこが私の特等席


前じゃ緊張しちゃうけど
後ろじゃなんか恥ずかしい
近くてちょっと遠いこの距離が
もどかしいけどちょうどよくて



となりの女の子と話してて
やきもちやいたりするけどね
後ろを向いて目があって
話しかけてくれるだけで
嬉しくて嬉しくてたまらない



席替えの前日には
いつも星に願ってる
どうか。。。どうか。。。
あの人の近くにいさせてください



私が一番じゃなくていい
好きになって欲しいなんて
そんな欲張り言わないから
せめてこの距離を
遠ざけないで。。。



でも、それも一種の


欲張りだよね。







部活のときのやる気は
その日の体育館の割り当てできまる


私の学校のきまり
二面しかないから
四つの部活が順番に
片面ずつをつかってる


反対コートで君を見つけたら
なんか私も頑張らなくちゃって
そう思える
たまに見とれて
チームメイトに怒られるけど

反対コートに君がいない日
時計ばっかりみて
はやくおわらないかなぁて
ずっとだらだらやってる
そうすると今度は
部長に叱られる

どっちにしろ叱られるって
ある意味私の才能?
なんてね


毎日割り当てチェックして
君が見れないってわかると
まず考えるのはサボる口実

そんなダメな私が
自慢げにいえること



君が好き



それしかない
だからね?
届かなくてもいいの
ホントは届いて欲しいけど
好きでいられればそれでいい
だからもうちょっとのあいだ
好きでいさせてね




忘れられる

その日まで。






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