「はーい、席着いて!今日の朝のHRは席替えをします。順番にクジを引いていってね〜」

「じゃあね、優梨。近くになれたらいいね!」

「うん!いつもの席で待ってるね!」


あたしは、一瞬企んだように、ニヤッと笑った美緒の顔を見逃していた。

この後、美緒の思惑通りになってしまうことを知らずに…。

美緒はこうなることを知ってたのかな?