sideレイン
あの後あたし達は無事に倉庫に帰った
でも、全身濡れているうえ、十和があたしに抱きついている事に皆怒鳴り散らした
あたしは十和に離れてと言うのだが十和はまだあたしに抱きついていた
それはきっとあたしがいなくならないかの確認のようなものだと思う
そしてあたし達は司達が機嫌の悪いまま学校へ向かった
あたしは一年で司達が二年だから怪談で別れてあたしは教室へと向かった
その途中で廊下にいる人に凄く見られた
気分悪い…
ガラッ
…え?
あたしが教室のドアを開けた瞬間男女問わずにあたしをじぃっと見る
そして何かコソコソと話始めた。