『なっ?!』
レイン「ねぇ、十和あたしの事怖い?」
怖い…?
怖くねぇ…むしろあったけぇ…
レイン「人ってね?自分が思ってるより弱虫なんだ。
どれだけいきがってもやっぱり一人は寂しい
ねぇ、十和?
もぅ強がらなくていいんだよ?
寂しいって、悲しいって、辛いって言っていいんだよ?
もぅ、誰も十和から離れていかないから
蓮皇の皆も、もちろんあたしも」
ッ…
不思議と目からは一粒の涙が滑り落ちた
今まで重かった肩が軽くなった勢いだ…
『母さんに犯されたなんて信じたくなかった!』
レイン「うん」
レインは話を続ける俺を力いっぱい抱きしめてくれた
『それでも、初めて、俺自信を見てくれる奴ができたんだ、そいつを信じてた、
ケド、そいつも結局は俺の顔だけだったんだ!だから俺…もぅ裏切られんのはいやだったんだ、怖かったんだ…』
レイン「うん、でも、もぅ誰も十和を裏切らない」
あぁ…
やっぱりレインは違った…
あの、母親でも女でも…
全然違った
『ありがとぅ』
俺は力いっぱい抱きしめてくれるレインに腕を回してレインの胸中で静かに泣いた
俺達の親に包まれながら…
side十和end