そして、実現した。


ここは亮太くんのお家


「えーっと、オレの親友の田沼 智で、こっちは、オレの彼女の親友の松田 未央…って!!!なんで、オレが説明してるわけ??お前らなにか話せよ!!」


「ちょっと、亮ちゃん!!落ち着いて?2人とも、緊張してるんだよ~」


そう、アタシたちは、黙ったままの状態。



なんでかは、わからない。


向こうがしゃべらないから、アタシもしゃべらない。ただ、それだけのこと。


「…―なんか、話せよ」


だんだん亮太くんの口調が…怖くなってる。
この人…キレてますね。



「つうか、誰が紹介しろっつった?オレ別に女に困ってないけど」


田沼 智というやつが口を開いたと思えば、こんな発言


「はぁ?」
亮太くんもカナリ激怒。
アタシも激怒


なにコイツ…
失礼じゃない??



そして、アタシは。


「あんたね、失礼じゃない?なによ、その態度…腹立つなぁ!!」


口を開いた

「ちょ、ちょっと!?未央??」
麻子がアタシを止めようとしたが、無理だった。

「そんなやつ、コッチから願い下げですけど!?…帰る!!!!」



アタシはそう吐き、亮太くんの家を飛び出した。




アタシこそ、ありえないかも…。


でも!!!あんなこと言うなんて…。あの発言は何??

『オレ別に女に困ってないけど』

腹立つなぁ!!!!

怒りながら亮太くんの家から離れて行き近くにあった公園に入った。