アタシたちは終わった。

もうすぐ7ヶ月を迎えようとしてたのに…。






「終わったよ、アタシたち」

アタシは美樹に電話をかけた。

「そっか…でも、男は和哉くんだけじゃないしね!!」


「うん…そうだね、頑張るわ」




和哉はアタシにとって大きな大きな存在だった。


まだ、別れたと言う実感が湧かない。






「―ごめん、オレ2股かけてた。」



アタシが別れよって言って和哉も納得した後にイキナリのカミングアウト。



アタシはアイツの2番目だった。






なんで、そんなやつのことを好きになっただろうか。









一生愛することを誓うことができる相手
アタシには見つけることができないかもしれない。

出会うこともないかもしれない。



いつか
いつか
アタシを必要としてくれる人
現れたら…いいな。

いつか
いつか
『アタシたちの出会いは運命だよね』
そう言えたら…いいな。


―出会いはいつも突然に―