「なんで浮気なんかするの?信じてたのに・・」

「違うって!!!花(はな)の勘違いだって。」

「何も聞きたくない。裕弥(ゆうや)なんか大っきらい!」と大泣きした私。

あの時は、食事も睡眠もなんも手につかなくてただただ泣いてたっけ?

本当に大好きだったもんねあいつのこと。。

その時は、中一の秋ー。

そして今は、新しい学年を迎えようとしていた。

「おはよー。」「おっす。」と私に軽く手を振りながらこっちに

来るのは、心友の河原萌(もえ)ちゃんとその幼馴染の竹内日向(ひなた)くん。

「花。見てみて!また二連ちゃんで三人同じクラスだよ」と

笑っていう萌ちゃん。

私もクラス発表の紙を見に行くと

相川花・・河原萌・・竹内日向

「本当だぁぁ」と二人して手を握り合って軽くジャンプし合った。

「お前らは、いいな。俺なんか、男子インキャラばっかだし・・」

と何度も見る日向くん。

すると「あ、よかった。裕弥がいんじゃん。」と一息ついた。

裕弥ー。

そう。私が世界一キライな言葉。

聞くだけイライラしてくる。

「もう。そんな男どうでもいい。行こ、萌ちゃん」と言って

萌ちゃんの腕を引っ張って教室に行った。