なんとなぁく




この高校に行きたいと思った学校があった。














猫澤学園。

















だから










あたしなりに勉強頑張った













そしたら貴方は











あたしの頭を優しく撫でながら











お前にしては頑張ったな







って










褒めてくれた










俺もその高校受けるんだよ。






そう言った。













−拓兎side−


なんであの高校行くかなんて本人に言える訳ねぇじゃん。
だってお前の事が好きだからに決まってる。



いつまでも一緒にいたいから。





そう思う一心で











決してバカな訳じゃねぇ俺だけど









お前を想うと









ろくにしない勉強だって





頑張れた。












そんな上目使いで見られたら、









俺は平然としていられなくなる






でもお前は






俺の事を










好きじゃないって事くらいわかってる



長年一緒にいればそんな事くらいわかる







だから俺は平然としているフリをする










そんな俺は情けなくて









なんでいつも










そんなフリをしてしまうのだろう?