「じゃあ早速カラオケに移動しよ!!」


太一のひと声で
みんなゾロゾロと移動する


私は小走りで久美の元へ行く
それに気付いた久美も耳打ちしてきた


「ちょっ 瞳あれって大丈夫!?」

「大丈夫じゃないよっ
でも気付いないんじゃない?」


全くこっち向かないし


「気付いてないわけないでしょ!!
瞳あれだったら早めに解散する?」


久美はいつも何だかんだ言っても
すごく優しい
いつだって心配してくれている


「大丈夫だよ、せっかく健吾と仲良くなれるチャンスだし久美ガンバんなよ!!」


ガバッ


「やっぱ瞳、大好きっ」

「私も〜」


久美が抱きついてきて
2人で戯れていると


「お前ら女同士でイチャついてんじゃねーぞ」


と大声で太一に呼ばれた


「「うっさいっ!!」」


2人でケラケラ笑いながら
みんなの方へと戻る


もう2年以上も前の事だし
気にするのやめよっ