お昼。
あたしと莉緒は屋上に行く。
いつもそこでお弁当を広げて食べるお昼の時間が最高なんだ。
たまに颯汰と龍輝がいる。
二人は隣のクラスでこの時間帯に会うくらいしか時間がないんだ。
屋上の重い扉を開くとそこには颯汰…と
その横には可愛いらしい女の子が顔を赤らめながら両手を差し出し頭を下げていた。
その屋上の隅にいたのは龍輝だった。
「しーっ」
と唇に人差し指を当ててこっちに手招きをする。
「なにこれ」
と莉緒があの二人組を見て言った。
「見てわかるだろ、告白中」
龍輝がいつものことだとまんざらでもなく言う。
颯汰、また告白か…。
「食べよ」
あたしは告白されてる颯汰に呆れて、一人黙々とお弁当を食べ始めた。
そんなあたしに莉緒は
「なに、結衣、ヤキモチ?」
とからかってくる。
「え、佐々木って颯汰の事…」
「ちゃうわ!!!」
誤解される前に否定。
「なんでそこで関西弁?」
クスクスと莉緒と龍輝は笑っていた。
(…ラブラブカップルめ…)
ふと颯汰の方を見やると告白は終わっていた。颯汰は両手を合わせている。
多分フッたんだ。
「あーあ、泣きそうあの女」
「ほんと、かわいそー」
プププと笑いながら颯汰をからかってる莉緒と龍輝。
颯汰はこっちを見るなり顔を膨らませて怒りを表現してるつもりらしい。
颯汰が一瞬あたしを見た気がしたけど気のせいかな。
そして告白した子はついに泣き出し屋上を飛び出してしまった。
あたしと莉緒は屋上に行く。
いつもそこでお弁当を広げて食べるお昼の時間が最高なんだ。
たまに颯汰と龍輝がいる。
二人は隣のクラスでこの時間帯に会うくらいしか時間がないんだ。
屋上の重い扉を開くとそこには颯汰…と
その横には可愛いらしい女の子が顔を赤らめながら両手を差し出し頭を下げていた。
その屋上の隅にいたのは龍輝だった。
「しーっ」
と唇に人差し指を当ててこっちに手招きをする。
「なにこれ」
と莉緒があの二人組を見て言った。
「見てわかるだろ、告白中」
龍輝がいつものことだとまんざらでもなく言う。
颯汰、また告白か…。
「食べよ」
あたしは告白されてる颯汰に呆れて、一人黙々とお弁当を食べ始めた。
そんなあたしに莉緒は
「なに、結衣、ヤキモチ?」
とからかってくる。
「え、佐々木って颯汰の事…」
「ちゃうわ!!!」
誤解される前に否定。
「なんでそこで関西弁?」
クスクスと莉緒と龍輝は笑っていた。
(…ラブラブカップルめ…)
ふと颯汰の方を見やると告白は終わっていた。颯汰は両手を合わせている。
多分フッたんだ。
「あーあ、泣きそうあの女」
「ほんと、かわいそー」
プププと笑いながら颯汰をからかってる莉緒と龍輝。
颯汰はこっちを見るなり顔を膨らませて怒りを表現してるつもりらしい。
颯汰が一瞬あたしを見た気がしたけど気のせいかな。
そして告白した子はついに泣き出し屋上を飛び出してしまった。