小春ちゃんは颯汰が好きなんだ…
なんて気づいたのも今頃だった。
部活が終わって部員が着替えてる時にあたしは思い切って小春ちゃんに聞いてみた。
「小春ちゃんって颯汰のこと好きなの?」
「えっ…えっと…」
顔を真っ赤にしてた。
そっか、好きなんだな。
「大丈夫!誰にも言わないし!ファイト!」
それしか言うことないもん。
べつにあたしは何とも感じてない。
誰が誰を好きであろうがその人の自由だし、たまたま好きな相手が颯汰だったってだけで……。
少しモヤッとした気持ちを引き締めてあたしは部室の片付けをして帰る準備をした。
小春ちゃんや部員は帰ってあたしと颯汰が部室に残った。
あたしは部室の戸締りを確認して鞄を持ち颯汰を見た。颯汰はあたしを待っててくれたみたいであたしが帰ろうとしたら颯汰も鞄を持ってあたしの傍に寄ってきた。
「帰ろうぜ、結衣」
「うん」
部活が終わったら一緒に帰るのがあたし達の日課。
二人きりになるとあたしは安心して素の自分を出せる。
だから颯汰と帰るのは毎日の楽しみ。
なんて気づいたのも今頃だった。
部活が終わって部員が着替えてる時にあたしは思い切って小春ちゃんに聞いてみた。
「小春ちゃんって颯汰のこと好きなの?」
「えっ…えっと…」
顔を真っ赤にしてた。
そっか、好きなんだな。
「大丈夫!誰にも言わないし!ファイト!」
それしか言うことないもん。
べつにあたしは何とも感じてない。
誰が誰を好きであろうがその人の自由だし、たまたま好きな相手が颯汰だったってだけで……。
少しモヤッとした気持ちを引き締めてあたしは部室の片付けをして帰る準備をした。
小春ちゃんや部員は帰ってあたしと颯汰が部室に残った。
あたしは部室の戸締りを確認して鞄を持ち颯汰を見た。颯汰はあたしを待っててくれたみたいであたしが帰ろうとしたら颯汰も鞄を持ってあたしの傍に寄ってきた。
「帰ろうぜ、結衣」
「うん」
部活が終わったら一緒に帰るのがあたし達の日課。
二人きりになるとあたしは安心して素の自分を出せる。
だから颯汰と帰るのは毎日の楽しみ。