「よーし、サッカーやろうぜ!!」
といきなり言い出す颯汰。
「結衣はダメ。また具合悪化しちゃう。」
あたしの体を心配して莉緒は言うと、
「え~~」
とがっくりして肩を下げる。
「それなら俺とやろうぜ!」
とさっきまでだるそうに寝転がってた弟の遼介が目をキラキラと輝かせていた。
「おう!遼介となんて久しぶりだな!」
そう言って二人はサッカーボールを片手に外へ飛び出していってしまった。
「行っちゃったね三森たち」
「まぁ、遼介にも運動させてあげなきゃね。休日にだらだらしてた罰さ」
あたしと莉緒は二人きりになった。
ホッと胸を撫で下ろしドキドキとしていた胸の高鳴りは収まって、あたしはようやく莉緒に本音を話すことに決めた。
「莉緒…あのね」
「分かってる、結衣の言いたい事」
あたしの言うことなんてお見通しの莉緒。
「好きなんでしょ?」
ストレートな莉緒の言葉に少し息を詰まらせたけど、あたしは真っ直ぐ莉緒を見て
「好き」
と言った。
「はは、ついに認めたのね」
と莉緒は笑った。
「でも…小春ちゃんと一緒に帰ってた、昨日」
一番気になってたことを莉緒に伝える。
莉緒は真剣な表情でいうあたしを見て、
プッと吹き出した。
「な、なんで笑うの!!」
「だって、結衣…誤解してるんだもん」
「え?」
聞き返すと、莉緒はもうそれ以上口は開かないと言って、
「さあて、行こっと」
といい玄関に言ってしまう。
「え、どういうことなの!?てか莉緒どこ行くの!?」
慌てて聞くと、莉緒は自分の携帯を開いてあたしに見せた。
画面を見ると龍輝からのメールがあった。
「三森がサッカーやってるって聞いて、今すぐ来るっていうから私も三森たちの所へ行こうかと思ってね」
そう言ってあたしを見てニヤッと笑った。
莉緒は意地悪だ。
「行く!!!」
「あれれ、いいのぉ?具合は。」
「いいの!!」
季節はまだ春でもうすぐで夏。
だから外に出たって暖かいから風邪は引かないだろう…
あたしは慌てて軽いパーカーを着て莉緒を追いかけた。
といきなり言い出す颯汰。
「結衣はダメ。また具合悪化しちゃう。」
あたしの体を心配して莉緒は言うと、
「え~~」
とがっくりして肩を下げる。
「それなら俺とやろうぜ!」
とさっきまでだるそうに寝転がってた弟の遼介が目をキラキラと輝かせていた。
「おう!遼介となんて久しぶりだな!」
そう言って二人はサッカーボールを片手に外へ飛び出していってしまった。
「行っちゃったね三森たち」
「まぁ、遼介にも運動させてあげなきゃね。休日にだらだらしてた罰さ」
あたしと莉緒は二人きりになった。
ホッと胸を撫で下ろしドキドキとしていた胸の高鳴りは収まって、あたしはようやく莉緒に本音を話すことに決めた。
「莉緒…あのね」
「分かってる、結衣の言いたい事」
あたしの言うことなんてお見通しの莉緒。
「好きなんでしょ?」
ストレートな莉緒の言葉に少し息を詰まらせたけど、あたしは真っ直ぐ莉緒を見て
「好き」
と言った。
「はは、ついに認めたのね」
と莉緒は笑った。
「でも…小春ちゃんと一緒に帰ってた、昨日」
一番気になってたことを莉緒に伝える。
莉緒は真剣な表情でいうあたしを見て、
プッと吹き出した。
「な、なんで笑うの!!」
「だって、結衣…誤解してるんだもん」
「え?」
聞き返すと、莉緒はもうそれ以上口は開かないと言って、
「さあて、行こっと」
といい玄関に言ってしまう。
「え、どういうことなの!?てか莉緒どこ行くの!?」
慌てて聞くと、莉緒は自分の携帯を開いてあたしに見せた。
画面を見ると龍輝からのメールがあった。
「三森がサッカーやってるって聞いて、今すぐ来るっていうから私も三森たちの所へ行こうかと思ってね」
そう言ってあたしを見てニヤッと笑った。
莉緒は意地悪だ。
「行く!!!」
「あれれ、いいのぉ?具合は。」
「いいの!!」
季節はまだ春でもうすぐで夏。
だから外に出たって暖かいから風邪は引かないだろう…
あたしは慌てて軽いパーカーを着て莉緒を追いかけた。