次の日の朝、あたしは少し風邪っぽかった。
昨日あのまま寝てしまったから風邪をひいたんだろう。
多少の咳と少し頭が痛い程度だった。
それくらいでへこたれてちゃダメだ!
「よぉし」
気合を入れなおす為に自分のほっぺをペチンと叩く。
そして食パン片手に家を出てあたしは学校へと向かった。
朝は珍しく寝坊してしまい、本当は焦って走って部室へ向かわなきゃなのに、
何故だか今日はゆっくり学校へ行きたい気分だった。
今のあたしは颯汰の顔を、見れない。
昨日確かにあたしは今までとは違う感情に気づいた。
颯汰を見ている目線が違うんだ。
幼なじみってだけの存在じゃない何か。
考えて考えて、
分からなくて。
もう知らない…
そしてあたしは学校までの道のりをいつもよりゆっくりと歩いて向かった。
学校に着くと部室、ではなく教室へ向かった。
莉緒がいつもより教室に来るのが早いあたしにびっくりしていた。
「なんで今日は早いの?」
そう聞かれて、
「気にしないで」
そう答えるしかなかった。
休み時間あたしは頭が重くて机に顔を突っ伏していた。
眠いのに寝れない…
頭痛いしダルイ…
具合は悪化していくばかり。
そんなあたしは、
颯汰があたしの教室に顔を出していたことに気づくはずもなかった。
結局午後の授業なんか全く聞かず、ずっと机に突っ伏したまんまだった。
放課後も動く気にならなくて、莉緒が心配してくれてたけど龍輝と帰るんだから遅くなっちゃいけないと「あたしは先に帰って」と言った。
夕日が窓から差し込んで教室内はオレンジ色で。
もうこのまま動きたくなくて…
部室にだって行きたくない。
具合が悪いせいか何でもかんでも悪い方に考えてしまう自分が、自分じゃなくてもう嫌だ…。
そしてあたしはそのまま部活が終わる時間帯までずっとそうしてたのだった。
昨日あのまま寝てしまったから風邪をひいたんだろう。
多少の咳と少し頭が痛い程度だった。
それくらいでへこたれてちゃダメだ!
「よぉし」
気合を入れなおす為に自分のほっぺをペチンと叩く。
そして食パン片手に家を出てあたしは学校へと向かった。
朝は珍しく寝坊してしまい、本当は焦って走って部室へ向かわなきゃなのに、
何故だか今日はゆっくり学校へ行きたい気分だった。
今のあたしは颯汰の顔を、見れない。
昨日確かにあたしは今までとは違う感情に気づいた。
颯汰を見ている目線が違うんだ。
幼なじみってだけの存在じゃない何か。
考えて考えて、
分からなくて。
もう知らない…
そしてあたしは学校までの道のりをいつもよりゆっくりと歩いて向かった。
学校に着くと部室、ではなく教室へ向かった。
莉緒がいつもより教室に来るのが早いあたしにびっくりしていた。
「なんで今日は早いの?」
そう聞かれて、
「気にしないで」
そう答えるしかなかった。
休み時間あたしは頭が重くて机に顔を突っ伏していた。
眠いのに寝れない…
頭痛いしダルイ…
具合は悪化していくばかり。
そんなあたしは、
颯汰があたしの教室に顔を出していたことに気づくはずもなかった。
結局午後の授業なんか全く聞かず、ずっと机に突っ伏したまんまだった。
放課後も動く気にならなくて、莉緒が心配してくれてたけど龍輝と帰るんだから遅くなっちゃいけないと「あたしは先に帰って」と言った。
夕日が窓から差し込んで教室内はオレンジ色で。
もうこのまま動きたくなくて…
部室にだって行きたくない。
具合が悪いせいか何でもかんでも悪い方に考えてしまう自分が、自分じゃなくてもう嫌だ…。
そしてあたしはそのまま部活が終わる時間帯までずっとそうしてたのだった。