《ってゆうか、あいつらなんなの!?
桜に気持ち悪い子だの、
産まなきゃよかっただの
ふさげんなっての!!!!!》


か、神様かなり怒ってらっしゃる…


《桜は産まれてきてよかったの!!!!
それをなんであいつらにあんな風に
言われなきゃいけないのよ…》


「ありがとう、神様」


そんなこと初めて言われたから
ジーンとした。


《桜???
私があなたをこの時代に
連れて来たのはね、
人の温かみを知ってほしかっし、
なによりあなたに幸せに
なってほしかったからの》


「でも、どうやって?」


今まで人の温かみなんか
感じたことのない私は
どうすれば幸せになれるか
わからなかった。