彩「酷いよ美緒~、って置いていかないでぇー!!」


近所迷惑だな。うん。



私達は鳥居を潜った。



神社の隣には一際目立つ桜の木があった。


あれかな?


彩「ねぇ、美緒。あれだよね」





彩香も同じ事を思ったみたいだ。





美「多分ね・・・」




私達はその桜の木に吸い寄せられるかのように桜の下まで歩いた。




?『貴方達は誰か会いたい人がいる?』




なに!?どこから声が?

彩香も驚いているみたいだ。


会いたい人…私は、あの夢の中に出てくる人達に会いたい。




彩「…新撰組に会いたい。」


?『2人とも会いたい人が同じだなんて、すごいわね。いいでしょう、その願い叶えます』


美「は?同じってどういう…」



私が言い終わる前に私も彩香も気を失った。