待ってましたと言わんばかりに言う彩香。



彩「美緒~、早く行くよ!!」


美「はいはい、わかったから落ち着け」



こんな感じで私達は噂の桜の木がある神社へと向かった。



彩「ハァ、ハァ。こ、この階段・・どんだけ、長いのよ…」


美「そう?全然余裕じゃん。副部長がそんなんでどうするの?」



全く、剣道部の副部長ともあろうものが。



彩「うわぁー、何気に自慢発言でたーー!!ムカツクね」


美「だって、自慢だもん。」



自慢に聞こえなかったら困るよ(笑)



彩「っく…、“もん”とか、可愛すぎだし!!他の子がやったら鳥肌もんだけど、美緒がやると破壊力半端ねぇ…」



頭のネジが外れたか。



美「・・・置いていこう。」


彩「えっ、美緒もしやの放置プレイ!?どうなの美緒?」



…放置プレイって。



美「やめて、キモイから。」