言ってる途中で気づいた。こんな言い方したら余計言わなくなる。


案の定、白河は俺を怯えた表情で見ていて。あの日だ、最初にあった日と同じ目だ。


「ごめん。」


『…ひっく。』


「悪かった、でもな、これだけは分かってほしい。俺はお前の友達なんだ。言ったよな?友達に何かあったら全力で守るって。だから、なんかあったんなら、なんか辛いんなら、俺に話してくれ、頼む。お願いだから。」


『…うん。』