翌日からの白河は、なんとなく元気がなくて。
でもまぁ…あいつが話す時まで待とうと、俺はいつも通り接してたんだ。
俺の性格上、そういうのは堪え難いものだった。
「なぁ。」
『?』
「この前の、あれ…」
まだ何も言い終わらないうちに白河が首を振る。
『帰る。』
「おい!」
立ち去ろうとする白河の腕をつかむ。この時点でやめておけば良かったんだ。
「お前なぁ、いい加減にしろよ?あんなふうに目の前で泣かれて、心配しないやつがどこにいんだよ!お前が話しだすの俺はずっと待って、それでも話しださないから俺から聞いてんのに、黙って帰るって何だよ!ふざけんなよ!俺たち友達だろ?何でなんでも話してくれないんだよ?」