いつも通り俺は屋上へと向かい、空を眺めている白河に話しかけた。


「よっ、白河っ!」


俺が声を掛けるなり、ぎゅっと抱きついてきて。


緊張と暑さで俺の頭は完全に思考回路を断っていたのだが、顔をあげた白河の目には何故か涙が浮かんでいて。


「どしたっ?!なにがあったんだ?!」


『…怖かった。。』


「何があった?話せるか?」


『…やだ。』


「やだって、、お前。。」


『ハルくんには話せない、ばいばい。』


「ちょっと!おいっ!」


…なんだあいつ。