Dear 実紗
今は、紘紀の洋服借りてゲーセンに遊びに行ってくるよ~!!
色々と心配掛けてゴメンね??
でも、紘紀が一緒に居るから大丈夫だよ!!
また詳しいことは明日、会って話すよ!!
From 夕希
「誰にメールしてんの??」
「わぁっ!!」
あたしはメールを打つのに必死で誰かが近付いて来ているのが分からなかった。
「そんなに驚くか??」
「驚くよ!!あっ!!今は実紗にメールしようと思って!!」
「なんて送ろうとしてんの??」
「紘紀の家にさっきまで居たよぉ!!って言うのと今からゲーセンに行くってこと!!」
「ふ~ん。」
すると、紘紀は何を思ったのか…………。
「俺にメール打たしてくんない??」
「えっ??」
「もし、それがダメならアイツのメアド教えてくれない??」
「う~ん…………あたしが紘紀にメアドを送るよ!!」
「じゃあ、もらうよ。」
「うん!!じゃあ、赤外線で………。」
「俺、夕希のメアドも持ってないんだけど。」
「あっ!!じゃあ、今からあたしのも一緒に送るよ!!」
「あぁ、サンキュー。」
そう言って、紘紀は嬉しそうに笑った。