「あのぉ、滝澤さんっ!!!!」
名前を呼ばれてパッと振り返ると………。
「「「「「隣の席に座っても良いですか!!!!」」」」」
たくさんの男の子たちがあたしに話しかけてきた。
「えっ………あっ………。」
なんでこんなに男の子たちがたくさん居るのっ!?!?
パッと実紗の方を見て助けを求めると…………。
「頑張れぇ~♪♪」
あたしに穏やかに微笑んでいた。
「ちょっ!?!?実紗、助けてよっ!!!!」
「あたし、龍雅の隣に座るからぁ~」
「実紗っ!?!?薄情者っ!?!?」
「薄情者??違うよ、新しい恋してごらぁん♪♪」
…………実紗さん??
そんな般若のような顔で言われても説得力がありません。
そりゃあ、薄情者と言ったあたしに腹が立つのは分かりますよ!?
でも、実紗が助けてくれないのが悪いんじゃぁん!!!!