桜の木の下____________




あなたは顔を真っ赤にさせながら……………。




「俺、ずっと夕希のこと好きだった。」




「………えっ……。」




「俺と……………付き合ってください………。」




そう言って、あなたはあたしの好きなマリン系のストラップをくれた。




「っっ\\\\\\あたしもっ………ずっと千里のこと好きだった\\\\\\」




その言葉にあなた…………千里は嬉しそうにあたしを抱き締めたよね??



「俺の彼女になってくれる??」




「あたしを千里の彼女にしてください\\\\\\」




あたしと千里は2人とも顔を真っ赤にさせて抱きあった。




千里の温かい体温とさわやかな香水の香りにあたしは酔いしれていた。




だから、あたしはこの時に気が付かなかったんだ。




こんなに幸せだったのは『その日』だけだったってことを…………。