ユウトの体は綺麗に宙に浮き、足はピンと伸ばされた。


それが、男の横から蹴り込まれる。



「ぐはっ…」


男は変な声をあげて、意図も簡単に倒れた。


そして、脇にいた奴に鈍い音をたてて当たる。


「うわっ…」


当たられた奴共々、勢いよく地面に尻をついた。



しかしすかさず、絽美が残りの2人に足払いを食らわせる。


男2人は簡単によろけ、もつれるようにして倒れた。



それは瞬殺と言っていいくらいだった。